活動

活動

2008年03月03日

活動記

2008年2月29日 プロポーズ作戦大成功!

 今日は一般質問の2日目。私の出番です。民主にいがた議員のしんがりですが、質問順は本日のトップバッター。朝一番ということで、元気良く知事に問うて参ろうと意気込みます。
 9時30分すぎから、私の質問を傍聴して下さる方々が続々と私の執務室へ。お茶をしながら質問のポイントなどを話させて頂きました。
 次第に私の部屋の広さでは対応しきれなくなったので早めの傍聴席入りをお願い。その後を私もそろそろと、いらして下さった方々から頂いたパワーと読み原稿を携え本会議場へと向かいます。 
 議場に入り、いつものように議長に一礼してから自席に着席。そこで私の支持者の姿を見つけようと椅子をクルリと180度回して見上げると、なんと傍聴席には子供たちがワンサカ。真後ろの傍聴席だけでなく、サイドにある席も子供たちで埋め尽くされていたのです。すると周りの先生方から「梅谷君は子どもに人気があるなあ(笑)」などとからかわれる始末。決して私を見るために来ているわけではありませんが、将来の新潟県を担う貴重な逸材たちに対し、少しでも議場の雰囲気や政治の熱さを堪能してもらえればと、更に気合を注入です。
 10時、本会議開会。議長の一声に対し利き腕の左手を上げ「議長!」と応え壇上へ。知事に向かって「宜しくお願いします」と一言申し上げ、さあ対決です。
 言葉のメリハリに気をつけながら質問すること24分。そして一息ついて最後の訴えに入ります。

「本日伺った農業しかり、私学助成もしかり、そして佐渡汽船小木直江津航路についてもしかり、今の県の行政の進め方には共通項があると考えます。つまり、財政不足を旗印に効率化偏重に陥り地方自治体の重要な役割である公共性の側面がおろそかになっているのではないかということ、そして県民生活を揺るがしかねない大きな問題が不十分な情報開示のもとで粛々と推し進められてゆく感が否めないことです。
 新潟県全体の発展を見据えたとき、「効率化」と「公共性」の間を走る細い道を「新潟県の将来像」や「知事の夢」といった目的地に向けて上手くハンドルを切って頂くことが肝要ではないでしょうか。ただでさえ国による都市部への一極集中が解消されない中、国と市町村の間に位置する県までもが同じハンドルさばきをしていては、地方が崩壊しかねません。どうかこの想いを汲んで頂きながら知事のリーダーシップを発揮して頂くことをお願い申し上げます。
 本日2月29日は4年に一度のうるう年。かつてイギリスでは、4年間のうちでこの日だけ女性から男性へのプロポーズが伝統的に公認され、男性はそれを断ることができないとされていたそうです。
 昨晩、知事答弁から部局長答弁に変更となった質問がいくつかございます。このうち「社会政策を産業政策の補完的役割とするのではなく、産業政策と社会政策の両面を対等にミックスした基本姿勢を明確にすべき」との質問は今後の農政の根幹・哲学に関わる極めて重要な部分と考えておりますので、ここは日本ですし私は女性ではありませんが、このかつてのイギリスのジンクスにあやかって、知事ご本人から前向きなご答弁を頂戴しますことを心からお願い申し上げ、質問を終了致します。」
 
 そして4分ほど時間を余し、私の質問が終了しました。
 その後の知事答弁は、原稿に目を通すことが多く、いつものようになかなか踏み込んだ発言をもらうことはできませんでした。野党の悲運を噛み締めます・・・。
 しかし、最後に「プロポーズをされましたので」として、部長答弁だったものが、知事本人からの答弁に昇格。農業の基本姿勢について言及してくれたのです。ありがとう、泉田知事!祝、結婚!!
 その際の答弁は、「産業政策と社会政策を対等にミックスした基本姿勢である。梅谷議員と同じスタンスである。」といった旨の答弁をもらいました。今後は、この発言が言葉だけで終わらないよう、特に中山間地域対策などの社会政策に関わる施策と、それに対する予算づけに注視して参ります。
 知事と関係部局長からの答弁が終わると、いつものように再質問、再々質問までしちゃいました(笑)。再質問の中身は、①知事の「夢」に関する答弁が具体的なものになっていないのでもう一度、②「新潟米のブランド力強化のあり方検討会」の実態は知事の諮問機関にもかかわらず「要綱」の規定に沿った機関にしていないのは「情報公開」をしたくないとの表れではないか、③私学助成について知事は「慎重に議論する」と言ったが、いつその慎重な議論をするのか。3月末に「個を伸ばす教育のあり方検討会」の最終報告が提出されるため、その議論の時期が肝心だ、以上の3点。まだ突っ込んで聞いてみたい部分もあったのですが、再々々質問はできないためここでオシマイ。終了時間はちょうど11時でした。
 私の後のもう一人の議員の質問が終わると休憩。そして傍聴席へ向かい、皆さんと合流。共にランチタイム。質問を終えホッした気持ちと皆さんに会える喜びが、いつもの食事を数倍にも美味しく感じさせてくれます。

 午後からあと5人の一般質問を静聴。そして全日程が終了し次第上越戻り。久々に子どもたちとお風呂に入りました。
 明日、明後日と地元日程がふんだんに盛り込まれてますので、それに備えるべく早めの就寝です。

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