4月30日14時30分~、上越市の村山市長に対し、新型ウイルスの対策強化を求める要望を行いました。
要望書を作成するにあたり、私にお寄せいただいた様々なお声も盛り込ませて頂きました。
市長からは「要望にできるだけ応えていきたい」との前向きな返事を頂きました。今後とも、市の対応・政策やスピード感を注視していきますし、必要があれば、市の対応を引き出すべく第2弾、第3弾も行っていきたいです。
これをご覧の皆さんは、引き続き多くのご意見をお寄せ頂きますよう、お願いいたします。
※以下、要望書です。
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令和2年4月30日
上越市長 村山 秀幸
新型ウイルスの対策強化を求める上越の会
代表 梅谷 守
新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書
上越市におかれましては、感染拡大防止に日夜ご尽力されておられますことに、心から敬意と感謝を申し上げます。
市においては、一定程度感染が抑制できていると承知していますが、首都圏における感染拡大の影響や緊急事態宣言の見通しなど、引き続き予断を許さない状況が続いており、その余波は上越市にも極めて深刻な影響を及ぼしています。
私どもは、市民の不安や経済的な問題等について、多くのご意見、ご要望を預かっております。つきましては、不安を解消し、安心・安全な生活を確保するため、下記要望の早期対応を強く求めますので、宜しくお願い申し上げます。
記
1. 給付金等の支給について
(1)国の特別定額給付金10万円受取りおよび雇用調整助成金の事務手続きを簡素化するなど、1日でも早い支給となるよう迅速に対応すること。
(2)生活支援対策について、中小企業や個人事業主の事業継承、雇用の維持、就労支援、生活資金の融資など、市長の決断で市民の生活を守るための支援につなげていくこと。
2. 地域経済対策について
(1)市内中小企業等の雇用と資金繰りを支援するため、必要な経費について4月16日に総額3億円規模の補正予算を専決処分したが、市内経済状況を注視し、更なる追加対策あるいは景気底上げ対策について躊躇なく対応していくこと。
(2)新潟県が4月21日に営業自粛要請を行ったが、国、県の協力金を待たず、市独自の協力金を先行支給し、経営者の負担軽減を図ること。
3. 感染拡大防止について
(1)マスク、消毒液の品薄への対応について、妊婦および医療機関、教育機関に対して優先して対応していくこと。
(2)緊急事態宣言発出中、上越市への帰省、旅行やレジャーなどを控えるよう、更に強く発信すること。
(3)県との連携のもと、県外から訪れる方々の情報収集に努め、その方々に対する検温やPCR検査など、水際チェック体制の強化を図ること。
(4)医療従事者の感染拡大防止のため、PCR検査基準を緩和するなど、ひとりでも多くの希望者が検査を受けられるようにすること。
(5)感染者の感染経路や完治、退院等、市民の不安を払拭しうる情報を正確に発信するとともに、感染者の人権を守るためデマやフェイクニュースが蔓延しないよう努めること。
(6)感染拡大を想定し、患者の容体に応じた病床や宿泊場所を確保すること。
4. 税などの徴収猶予の周知徹底について
(1)地方税法等改正後には、速やかに申請受付を行うとともに、周知徹底を図ること。また、市民からの納税に関する問い合わせがあった場合には、個々の事情を丁寧に聞き取り、真摯に相談に応じること。
(2)国民健康保険税、介護保険料、固定資産税については、国の通知にもとづく減免措置の周知徹底を図ること。
5. その他
(1)感染リスクの高い現場(医療、教育、保育)で日々奮闘されている方々の不安に配慮すること。
(2)休校等に伴う授業の遅れについて、学校間で格差が生じないよう適切に対処するとともに、児童生徒のストレスに対応するカウンセリング体制を強化すること。
(3)コロナ支援臨時交付金の増額など、財源確保に向けて、県および市町村と連携し、国に強く働きかけること。
以上